生活訓練とは
障がいのある方を対象に、自立した日常生活を営むために必要な訓練と、生活等に関する相談・助言などの必要な支援を行います。
個別支援計画にもとづき、以下のプログラムを実施しています。
支援プログラムの内容について
□ 健康管理
日々の体調確認を行うとともに、定期的な面談で相談を受け付けています。必要に応じて健康に関するブログラムも実施しています。また、訪問看護師との連携により、医学的な視点からの継続的な健康サポートも行っています。
□ 金銭管理・身の回りの管理・買い物
必要に応じて助言や提案を行います。さらに、金銭の講義を定期的に実施し、日常生活に役立つ金銭管理の知識を学ぶ機会を提供しています。
□ 家事活動(掃除・調理など)
掃除や調理などの家事訓練を行っています。生活に直結した実践的なスキルを身につけられるよう支援しています。
□ 生活のセルフマネジメント
定期的にセルフマネジメントに関するプログラムを提供しています。自己管理を促進するためのツールの提供や講義、必要に応じた助言・提案も行っています。
□ 公共交通機関の利用・自動車運転
公共交通機関を利用した通所を促しています。
□ 人間関係
必要に応じて助言や提案を行っています。あわせて、公認心理師による対人関係づくりに役立つプログラムも定期的に提供しています。アサーショントレーニングやソーシャルスキルトレーニングといったプログラムも実施しています。
□ 仕事・学校
定期的な面談を通じて、進路決定に向けた助言や選択肢の提案を行っています。医療機関との連携も行い、無理なく継続できる進路選択を援助します。
□ 余暇活動(休日の過ごし方)
余暇活動を充実させるためのプログラムを定期的に提供しています。折り紙・ちぎり絵・塗り絵・工作といったアートと脳トレを組み合わせたプログラムも実施し、創作活動や表現活動を通じて豊かな時間を過ごせるよう支援しています。
□ 日中活動
自立した生活を送るために必要な日中活動の提案を行っています。運動や創作活動など、生活に組み込みやすいものに取り組めるようなプログラムを実施しています。
□制度・サービスの活用
定期的な面談で相談を受け、必要に応じて助言や提案を行います。また、日常生活に必要な制度やサービスについて理解を深めるプログラムも実施しています。医療機関と連携しながら、必要なサービスを提案できるように体制を整えています。
□ 公認心理師による心理プログラム
公認心理師が中心となり、リラクゼーション・心理教育・ストレスマネジメントなどのプログラムを実施しています。安心して生活できるよう、心の安定や対人スキルの向上をサポートしています。
□ 認知機能・手指トレーニング
脳トレや手指巧緻性トレーニングを実施し、集中力・記憶力・手先の器用さを高め、生活の幅を広げる支援を行っています。
□ 運動・フィットネス支援
健康運動指導士による個々の体力や目的に合わせた運動プログラムを提供しています。筋トレマシーンやマッサージチェアなどの設備も整っており、無理なく継続できるトレーニングやリフレッシュをサポートしています。
また、月に1回の体力測定(握力・体重測定・スクワット・片足立ちなど)を行い、体力の変化を把握できるよう支援しています。
□ 食事・栄養支援
保健師による栄養面からのサポートを行っています。栄養バランスの整った無料の昼食を提供するとともに、毎食時に栄養に関する講義を実施しています。健康的な食生活を習慣づける支援を行っています。
社会生活自立度評価表(SIM)について
社会生活自立度評価表(Social Independence Measure:SIM評価)とは、障害福祉サービスの自立訓練における、社会生活の自立度を評価するための指標のことです。身体機能や認知機能、生活能力などを評価し、地域生活や社会参加への移行支援の成果を測るために用いられます。
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厚生労働省 SIMによる評価マニュアルより引用
社会生活自立度評価表(SIM)評価結果について